元首相…追い落とそうとした米政権のワナにはめられた
ロッキード事件で田中角栄が受託収賄、外為法違反容疑で逮捕されてから6年半後の昭和58年1月26日。
検察は田中に懲役5年、追徴金5億円という求刑を突きつけた。
だが、嘱託尋問調書の証拠能力に早くから疑問を投げかけ、田中への有罪判決を突き崩そうとした“幻”の代理人がいた。
米国人弁護士、リチャード・ベンベニステ(73)である。
ベンベニステに田中の代理人を依頼したのは、当時48歳で当選5回の自民党田中派衆院議員だった石井一。
「検察側の田中有罪ストーリーを潰すには、国内の法廷闘争だけでは勝てない。米国で調査を進めて真相に迫らなければならない」
石井は田中の求刑を聞いてこう決意し、協力してくれる弁護士を探しに渡米した。
米スタンフォード大大学院時代からの友人を介して、ベンベニステと出会う。当時40歳。
ニクソン米大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件の…続きは動画で
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